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既存商品の提案から納入までを担当する一連の営業業務だけでなく、お客様とのコミュニケーションを通じてマルトラップブランドの新たな価値を創造することも、営業マンの大切な任務。丸一日社外で動くことが多いにもかかわらず、社内スタッフとの情報共有や先方への電話連絡など隙間の時間を上手く使って複数の業務を同時進行させています。アグレッシブな行動派でありながら、日々直面する大小様々な課題にはまず自身でしっかり分析したうえで打開策を練るという冷静沈着な一面も、営業マンに求められる資質です。
外回りが多い営業マンは、直行直帰も日常茶飯事。ちょっとした時間の使い方が、仕事の鍵を握ります。特に、朝の時間帯は頭も体も冴えているので上手く使えばとても有意義です。この日は、会社へ寄らずに取引先へ直行するので、通勤時間を有効に使い自宅でメールチェック。納期予定、商品に対する質問など、担当しているクライアントや取引先からの依頼事項に細かく目を通し、漏れのないように確認します。そんな朝一番の作業を終えると、頭の中もスッキリ。朝の渋滞に巻き込まれないよう十分な時間の余裕をもって車で取引先へ向かいます。
この日一件目の訪問となるクライアントは、入社当時から担当しているキッチンメーカー。できたばかりの新商品カタログとサンプルを携えて、営業に向かいます。先方の担当者とは十数年来のお付き合いで何度も顔を合わせているとはいえ、長いお付き合いを通じて築き上げた信頼関係を些細なことで崩さないよう、決して初心を忘れません。アポイントの時間より少し早めに到着し、身だしなみを整え準備資料を確認して時間通りに担当者を訪問。新商品の提案も終始順調に進み、次回打ち合わせ日時のアポイントも取ることができました。
午前中のクライアント訪問を終え、一旦会社へ。部内の営業事務スタッフと情報を共有しながら、一日の作業についての打ち合わせです。請求書の発行や商品図面の出力、その他書類の作成などその日に必要な事務処理の予定を伝え、作業の分担を確認します。社内でデスクワークに取り組む時間が少ない営業マンを支えるスタッフは、とてもありがたく心強い存在。担当する全案件の事務作業を一人で抱え込むと、業務を前へ進めることができません。丸一には、営業マンが安心して外回りに専念できるバックアップ体制が整えられています。
午後一番の訪問の後、次のアポイントまで時間があるのでカフェへ。コーヒーを飲みつつ「鉄は熱いうちに打て」で内容を素早くまとめます。さらに、メールをチェックし迅速にレスポンス。数件のクライアントや取引先にも携帯電話で連絡を入れます。社内の営業事務スタッフに作業内容の伝達と指示を送るのも忘れません。外出中のちょっとした隙間も、営業マンには無駄にできない時間。リフレッシュだけに終わらせず、上手に活用しながら効率的に業務を進めます。そんな時間の使い方は、帰社後の残業をなくすことにも役立っているのです。
この日最後のクライアント訪問は、新商品開発プロジェクトの打ち合わせです。開発研究所で商品開発に携わる担当者も同行します。カタログに載っているような標準の自社商品なら、営業マンがアレンジや組み合わせを考えながら提案することもありますが、オーダーメイドで作りたいというクライアントのリクエストがあれば開発研究所のスタッフと一緒に進めることが多くなります。開発担当者同行での打ち合わせは、先方の開発意図とイメージをより的確に把握したうえで具体的な提案をするうえで、営業にも開発にも不可欠なものです。
充分な手応えを掴んで訪問先を後に。上司への営業報告と事務スタッフへの依頼連絡を電話で済ませ、会社へ戻らず社用車で自宅へ直帰します。明日は、亀山にある開発研究所への立ち寄りと名古屋のクライアント訪問のため、早朝から現場へ直行。関西圏以外にも多くの担当クライアントをもつ営業マンにとっては、出張のための直行直帰も決して珍しいことではありません。そんな多忙な日々を送りながらも業務を円滑に進めることができる背景には、成果だけでなくプロセスも分かち合いながら信頼関係を築いた仲間の存在があるのです。
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